救急事故防止について
救急搬送につながるけがや病気の中には、日々の生活の中で少し意識を高めることで未然に防げるものも少なくありません。
事故が起こる原因や注意すべき点、効果的な予防策を理解し、重大なけがや病気で救急車を要請する事態を防ぎましょう。
救急事故の防止に、皆さまのご協力をお願いいたします。
予防できるケガや病気について
転倒・転落
令和7年転倒・転落による搬送件数は367件となっており、令和6年と比較すると110件減少しています。
しかしながら、依然として自宅内での高齢者の転倒や浴室内での転倒など、住宅内で発生する事案が多くを占めています。
転倒・転落は入院を伴う大きなケガにつながることもありますが、日頃から注意すべきポイントを意識し、住環境を整えることで予防できるものも多くあります。
特に高齢者の住宅内での転倒・転落防止に引き続き取り組みましょう。
高齢者の住宅内で起きる救急事故の背景
- 日常生活の環境に慣れているため、危険要因に気が付きにくい
- 高齢になるにつれて、筋力・バランス能力が低下し転倒しやすい
- 視力や判断力の変化、反射神経の低下などが事故につながる
これらが重なり、住宅内での事故が救急出動の大きな原因の一つとなっています。
予防のポイント
- 自宅内の段差を無くす工夫をする。
- 物につまずいて転倒しないように整理整頓をする。
- 階段を上り下りする際は手すりを利用する。
- 脚立などを使用して作業する場合はしっかり固定する。または補助者に支えてもらう。
- 車イスを利用している方がベットなどへ移動する際は介助する。
- ベットに転落防止の柵を設置する。
- 冬季は凍結路面を避けて歩き、滑りづらい靴を履く。
窒息・誤嚥
窒息は、食べ物や異物が気道(空気の通り道)に詰まり呼吸ができなくなる状態で、死につながるとても危険な状態です。
誤嚥は飲食物や異物が気道や気管に入りこんでしまう状態となります。誤嚥をしてしまうと、細菌が肺に入ってしまい、肺炎などの症状を引き起こすことがあります。
令和7年の窒息・誤嚥による救急出動件数は16件となっており、令和6年と比較して6件減少しています。発生年齢層は高齢者が最も多く発生しています。
また、お米や果物などの固形食品の食事中のほかに、薬の殻やプラスチック片など様々な物が原因により窒息・誤嚥事案が発生しています。
予防のポイント
- 食べ物を小さく切って食べやすい大きさにする。
- 食べ物は一度にたくさん口の中に入れないようにする。
- 食べるときは姿勢を良くさせ、食べることに集中させる。
- 食事をしている際は目を離さない。
- ゴミなどを子どもの手の届くところに置かない。
熱中症
熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことを指します。めまいや頭痛、倦怠感、意識状態の低下などの症状が見られ、重症化すると死につながる大変危険な病気です。
令和7年の熱中症による搬送件数は、44件となっており、令和6年と比較して14件増加しています。発生年齢層で最も多いのは高齢者となっています。発生場所で最も多いのは住宅であり、次いで公衆(屋外)での発生が多くみられます。
高齢者の方は特に暑さや水分不足に対する感覚機能や身体の調整機能も低下しているため注意が必要です。
予防のポイント
- 気温や湿度、暑さ指数を気にするようにする。
- 喉が渇く前にこまめに水分補給をする。
- 扇風機やエアコン、遮光カーテンなどを活用し室内を涼しく保つ。
- 暑さを感じたら保冷材やつめ痛いタオルなどで体を冷やす。
- 日頃から適度な運動を心掛け、汗をかきやすい体を作る。
- 熱のこもらない通気性の良いものを着るなど衣服を工夫する。
救急車を呼ぶか迷ったら・・・
・救急安心センターさっぽろ(#7119)をご活用ください。
・総務省消防庁 救急車利用マニュアルをご覧いただき、当てはまる症状があればすぐに救急車を呼んでください。
お問い合わせ先
- 消防本部救急課
- 〒061-3211 北海道石狩市花川北1条1丁目2番地3
- TEL:0133-74-5399